春はいつも私たちに素敵なものを運んできてくれますが、今回もそのひとつがNextorの新しいリリースです！
これがNextor 2.1.1の2番目のベータ版の内容です:
- ディスクイメージファイルをドライブにマウントするメカニズムが完全に書き直されました（ディスクエミュレーションモードでの起動時ではなく、通常の起動後にMAPDRVを使用して）。以前は、マウントされたファイルに対してファイルハンドルをオープンしたままにしていたため、コードが非常に複雑になり (ファイルアクセス関数はリエントラントでなければなりませんでした)、デバッグするのが困難でした。現在は、ファイルの最初の物理セクタが記憶され、マウントされたドライブにアクセスするために、単純なセクタオフセットが使用されます。これは、マウント可能であるために、ファイルが連続したクラスタにまたがって保存される必要があることを意味します。
- 小さいけれども重要なこととして、大きなドライブにおけるクラスターチェーン割り当てのパフォーマンスを向上させるために Alpha 1 で導入されたメカニズムにおける、さらに別のバグを修正しました。このバグは、影響を受けるドライブのデータの整合性を損なうものではありませんでしたが、コンピュータのクラッシュを引き起こしました。
- 新しいBASICコマンドとして、CALL SYSTEM2 が追加されました。これは古き良き CALL SYSTEM と同様に機能しますが、NEXTOR.SYS が利用可能な場合でも、NEXTOR.SYS の代わりに MSXDOS2.SYS を常にロードします。MSXDOS2.SYS は NEXTOR.SYS よりも小さいので、TPA メモリを増やすのに便利です。しかし、Nextor 固有のツールは MSXDOS2.SYS では動作しないことに注意してください。
- 新しい環境変数が導入されました。KILLDSKIO です。この変数がONのとき、DSKI$とDSKO$コマンドが無効になりますが、512バイトのBASICメモリが追加されます。
関連リンク: Nextor 2.1.1 beta 2 リリース