SymbOS 3.1 リリース

SymbOS 3.1 リリース

by edoz on 04-01-2022, 11:23 translated by piroyan
トピック: Development
タグ: gui, SymbOS, v9990
言語:

SymbOS CPC & MSX & PCW & EP 3.1 がリリースされました。

前回のリリースから丁度2^2年と2^2ヶ月、私たちはついにSymbOSの新しいフルリリースを手に入れました。
これは大いにハードウェアに焦点を当てたものです。SymbOSは、2006年に最新のマルチタスク環境でZ80システム用のプラットフォームに依存しないソフトウェアを可能にしたのに続き、今では8ビットシステム用にもプラットフォームに依存しないハードウェア拡張の新時代をもたらします。

リリースノート 3.1[2021.12.30]

先進のオーディオハードウェアをサポートするSymAmp

  • 新しいドライバシステム: ハードウェアとサウンドモジュールのサポートを含め、管理するための新しいドライバーのようなシステムがSymAmpに追加されました。検出された全てのハードウェアは、新しいダイアログウィンドウに一覧表示され、好みのサウンドデバイスを選択することができます。
  • Enterprise 64/128 Dave AYエミュレーション: IstvanV氏とGeco氏によるAYエミュレーションは、現在SymAmpの正式な一部で、Enterprise 64/128のDaveサウンドチップを搭載したSoundtrakker 128、StarkosとPT3モジュールを再生することができます。
  • ほぼ全てのプラットフォームに対応したMP3: MP3MSXと互換性のあるサウンドカード(SE-ONE、SYMBiFACE 3)は、Amstrad CPCとEnterprise 64/128でもサポートされるようになりました。
  • CPC PlayCity 6チャンネルデュアルPSG: ついにPlayCityのサポートがSymAmpの正式リリースバージョンに統合されました。
  • MSX Darky 6チャンネルデュアルPSG: MSXでDarkyカートリッジを使って6chのPT3が再生できます。
  • PCW Dk'tronics AYボード: SymAmpは、Dk'tronics AYハードウェア拡張が接続されていれば、Amstrad PCWでもSoundtrakker 128、Starkos、PT3モジュールを再生することができるようになりました。

カーネルの改良

  • メモリ管理: メモリ管理が再び最適化されました。アプリケーションをロードする際、システムはメモリの一番端から空いている転送領域を探すようになりました。これにより、メモリのフラグメンテーションが減少しました。
  • リロケーションテーブルの処理: アプリケーションのロード中に、テンポラリーリロケーションテーブルが、64K RAM バンク内の任意の空きメモリロケーションにロードされます。これにより、1つのバンクの63Kをフルに使用するアプリケーションをロードすることが可能になります。

GFX9000フルスクリーンゲームモード

  • P1パターンモード対応: Quigs IDEは、2つのパターンレイヤー、127のスプライト、最大61色、解像度256x212を提供するスクリーンモードP1をサポートするようになりました。Flappy Birdはこれを使った最初のゲームで、サポートされている全てのプラットフォーム(Amstrad CPC, MSX, Enterprise 64/128)で動作しています。
  • GFX9000の割り込み処理: V9990 ライン割り込みのハンドリングをサポートしました。これはフルスクリーンゲームでスプリットスクリーンを有効にするために使用でき、近々 Quigs IDE でサポートされる予定です。

デスクトップマネージャ

  • コンテキストメニュー: この新機能により、アプリケーションは画面上の任意の場所でコンテキストメニューを開くことができるようになりました。
  • フレームのサイズ変更と移動: 画面上の点線枠のサイズ変更と移動が可能です。これにより、画面領域の選択が可能になります。
  • モーダルウィンドウのクリック解除イベント: モーダルウィンドウの外をユーザーがクリックすると、GUIがイベントを送信します。これは、複雑なドロップダウンメニューを作成するために使用することができます。
  • 透明ビットマップ: 新しいグラフィック・コントロールで、ビットマップを透明色(0)で表示できます。
  • CPCモード1のテキスト出力速度: Amstrad CPCのモード1でのテキスト出力ルーチンの速度が向上しました。

3.0以降の新しいアプリケーション

  • SymbOS E-Mail: 完全な機能のE-MailクライアントがSymbOS 3.1で使えるようになりました (by EdoZ氏。Quigsを使用)。
  • Flappy Bird: これは、GFX9000グラフィックカードでフルスクリーンゲームを作るための新しいQuigs IDE機能を使った最初のゲームです (by EdoZ氏 & Trebmint氏。Quigsを使用)。
  • 倉庫番: 古典的な倉庫番ゲームの非常に高度な実装です。
  • ChessSym: SymbOS用の強力なAIを持つ最初のチェス・アプリケーションです (by Trebmint氏。Quigsを使用)。
  • Doom: SymbOSでDoomをプレイしましょう - 何度でも! この3Dファーストパーソンシューターは、TI-calculatorからSymbOSに移植されました (by zDoomチーム、NYYRIKKI、Prodatron)。
  • 2048: もう一つの有名なゲームがSymbOSでも利用可能になりました(by Trebmint氏。Quigsを使用)。
  • DiskDumper: Amstrad CPCエミュレータで使用される、フロッピーディスク全体をDSKファイルにダンプします。
  • VDP画面調整ツール: MSXのVDPやGFX9000の画面位置や画面周波数を調整します。
  • Hexe: シンプルなHexモニターとエディターです。

関連リンク: SymbOS 3.1
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